きだログ

旅とか趣味とか、日常の他愛ない徒然を文章に・・・

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信越が終わって早一ケ月。


ついに待っていたモノが届きました。


信越産の木材の板には、


SHINETSU FIVE MOUNTAINS TRAIL 110Km FINISHER の文字、


ロゴマークと共に、


名前、タイム、それからコースマップと高低図が彫りこまれ、


立てたり吊るしたりして飾る事が出来るようになっています。


これでやっと、ボクの信越五岳トレイルランニングレース110キロが


すべて終わりました。


人に自慢できるようなタイムではないですが、


このレースの辛かった思い出や、楽しかった思い出と一緒に、


大切にしていこうと思います。





shine.jpg









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2012年の信越五岳トレイルレース110kが終わりました。


決して自慢できるようなタイムではなかったのは確かですが、


もし万が一、来年も走りたくなってしまった時のために、


備忘録として2012信越五岳110キロの装備を


ドロップバッグを使える5Aまで前半戦と、


それ以降ゴールまでの後半戦に分けて紹介しようと思います。


赤字は前後半変更なかった装備。


【スタート~5Aまで】


(キャップ)パタゴニア・バイザー(5Aでお役御免、ドロップバッグへ)
(サングラス)オークリー(5Aでドロップバッグへ)
      サロモンネックゲイター(日中の暑い時間はビチョビチョに濡らして頭に被るなど)
(ウエアー)サロモン・ジップTシャツ(5Aでドロップバッグへ)
      モンベル・ウインドウジャケット(未使用のまま5Aでドロップ、晴天なら必要ナシか)
      スキンズ・A400ハーフタイツ
      MHW・ランニングショーツ
      スキンズ・パワーソックス
      スマートウール・ランニングソックス

(シューズ)サロモンXT-SLAB5ノーマルソール
(補給食) ショッツ×6(カフェイン入り×3、カフェインナシ×3)全部消費
      VESPAプロ×1(スタート前に消費)
      スポーツ塩飴×4個くらい。(暇な時に口に入れて気分転換)
      スポーツ羊羹×1個(後半戦にもう1個あってもよかった)
(水筒)  ULTIMATE DIRECTIONハンドボトル×1(中身は水)
      ペットボトル×1
(予備の飲料や熱中症対策のかけ水として、
                   必要な区間だけ水を入れてザックへ)
(ザック)ルーファス


【5A~ゴール】

(キャップ)サロモンネックゲイター(夜は頭に被って使用。前後半通してかなり使えた)
(ウエアー)着替えMHW・ジップTシャツ(後半から着用)
      レインシャドージャケット(後半から着用。途中30分のみ着用)
      フラッドラッシュスキンメッシュ・ノースリーブ(後半から着用)
      スキンズ・A400ハーフタイツ
      MHW・ランニングショーツ      
      スキンズ・パワーソックス
      スマートウール・ランニングソックス
(足裏の怪我もあり後半も変えずに使用)
      フラッドラッシュアクティブスキン アームカバー(温度調節が容易でかなり使えた)
(シューズ)サロモンXT-SLAB5ノーマルソール
(補給食) ショッツ×6(カフェイン入り×3、カフェインナシ×3)半分消費
      VESPAプロ×2(要所で使用)
      スポーツ塩飴×4個くらい。(暇な時に口に入れて気分転換)
      レッドブル250ml(ドロップバッグに入れて5Aで飲んでゴミはドロップバッグへ)
(水筒)  ULTIMATE DIRECTIONハンドボトル×1(中身は水)
      ペットボトル×1
(必要のない時は空のままザックの中に入れるので、
               スリムで軽い自販機のペットボドルは重宝した)
(ザック)ルーファス
(ライト)ヘッド+ウエスト(ジェントス×2)


~装備の感想と反省などなど~

(ポイント1)水

スタートから5Aまでは、関川のある3A~4Aを除き、
ほとんどハンドボトル500mlで足りたが、
3A~の区間だけはザックに入れた空のペットボトル500mlに水を満タンにし、
ハンドボトルで足りない場合に飲むか、暑い時には頭からかけて暑さをしのいだ。
これで水に対する不安はほぼなくゴールまで行ける。
ただし、7A~8Aで疲れもあり、出来るだけ身軽にしたい思いと、
8Aまでの水はもう必要はないと計算し、予備で持ったペットボトルの中身の水(真水)を捨て
ハンドボトルの水だけに。
しかし8Aで空になったハンドボトルへの給水を忘れ、
水を持たずにリスタートする痛恨のミス。
気がついた時には、愕然とした。
幸いべスパプロ×1が残っていたのと、
この区間は夜で気温も下がったこと、また瑪瑙山で軽く雨が降ったので、
喉カラカラながらもギリギリ9Aのウォーターステーションまで辿りつけた。
エイドを出る際ではなく、エイドに着いたらすぐに水の補給を心がけた方がいい。
疲れている時などはなおさら。
ちなみに、今回ハイドレーションは使用はしなかったが、
エイド毎に気温や距離などから、必要分だけを給水したので、ハンドボトルの方が
給水量が分かりやすく、またその都度ザックを下ろさなくていいので、
ストレスがなかった。作戦としては大成功だったと思う。

あと・・・余談だが笹ヶ峰の牧場手前、スタッフがいるポイントには水道がある。
(これはスタッフが教えてくれた)
炎天下の中、信じられないような冷たい水が出てきて本当に嬉しかった。
ここで頭から冷水を被り、ハンドボトルの水を全部フレッシュな冷たい水に変えると、
しばらくの間、冷たい水を楽しむことが出来た。


(ポイント2)補給食

各エイドは食料が充実している。
よって固形物は小さなスポーツ羊羹を1個と、
スポーツ塩飴を前後半合わせて6~7個だけ持った。
(羊羹は2個あってもよかった。また、飴はとても良い。)
補給系はショッツを前後半合わせて6×6で12個用意した。
前半はちょうどいい量だったが、後半はその半分(3個)をザックにしまったため、
取りだすのが面倒くさくなって3個を消費しなかった。
疲れてくると少しの事が面倒になるので、
スグに手の届くところに装備するべきだった。
もう一つ、前日の説明会で、各エイドにある固形物をメモしておいた方がいい。
パワーバーなどは全てのエイドにあるが、
お蕎麦や笹ずしなど、次に何があるか分かると楽しみが増えて、
エイド間を走り切るモチベーションにもなる。

(ポイント3)寒さ対策

2012年は前半の暑さばかりが目立ったが、
僕のゴールタイム(21時間)辺りでは、
瑪瑙山での雨(少しだが)や強風、寒さなどもそこそこきつい。
確実にゴール出来る走力があるなら、
ウインドジャケットでもいいが、
自信がなければ後半はシェル必須。
万が一にも途中でリタイアした時の事を念頭におくのは、
ここが山である以上、自己責任において必要だ。

(ポイント4)ドロップバッグとライト

5Aのドロップバッグで上半身を着替えたのは大正解だった。
夜は寒くなるので、汗で濡れたウエアーでリスタートを切るのは
21時間ランナーにはキツイ。
また、フラッドラッシュスキンメッシュと同アームカバーを後半に用意したのは大正解だった。
着終えたウエアーとゴミなどは空になったドロップバッグに入れて
ドロップすればいい。
エイドでケアしてくれる応援やアシスタントがいない場合、
なんでもいいから好きなモノを1つドロップバッグに入れておくと、
凄くうれしい。僕の場合はレッドブルだった。
またライトは5AからでOKだったが、
関門時間ギリギリになるようなら軽いライトを1個は持ってスタートし、
ドロップバッグで後半使用するライトと変えてもいい。
ライトはヘッド+ウエストにし、
最高出力で照射せず、必要のない区間でこまめに消灯するなどして電池をもたせるようにした。
これで電池交換なしで走り切れた。
そしてなにより、ハンドライトを使用せず、
両手を空けたのは個人的には非常に良かったと思う。


(ポイント5)熊鈴

途中一人になる夜間走行区間も多く、
小心者の僕は夜間走行に区間で、熊注意の看板などを目にするたび、
常に熊の恐怖におびえていた。(秘密だけど)
でも熊鈴はうるさくて好きじゃない。
そんな時は情けないが熊鈴ランナーの近くで走った。
でも、やはり怖い人は自分で持って行った方がいい。(それでも僕は持たないと思うが)
ちなみに、第18回?のハセツネでもらった熊鈴は全く使えない。
あれは熊鈴と言うよりは風鈴だ。
小さく心地よい音色で自分が眠くなる。(真面目に持って行った自分が恥ずかしかった)

(ポイント6)ペース

レースは長いので前半の走れる区間で飛ばし過ぎず、
体力を温存するのは必要だが、完走目標で後ろからスタートするなら、
意外と関門時間が厳しい。
完走目標のランナーも、走れるところは走って、
後半に向けてタイムの貯金をすると、
気持ちに余裕が出る。
その程度の頑張りで後半の足が心配になるなら、
つまりは完走するだけの力が無かったということ。
前半は出来るだけジョグ、
でもやはり後半も我慢で走れる区間は走る。

(ポイント7)メンタル

諦めない。
走っている最中はネガティブな事は一切考えない。
A6過ぎれば、痛いの痒いのはみんな少なからずある。
ゴールするイメージをしっかりと持って、
あとは出来るだけ楽しく走り切る。
長いレースではリタイアする言い訳なんて次から次へと襲ってくる。
だからこそ、気持ちにリタイアの言い訳を入れるスキを自ら作らない。
ゼロ関門を突破して参加できた貴重なレース、楽しいと思えば気持ちが楽。
気持ちを楽に保つのは長いレースではとても重要な気がした。

また、登りはあそこまでなどと勝手に決めつけない。
僕は「まだまだ登りが続くんだろ~知ってるぜ~」などと心の中で呟いていた。
どこまででも登ってやるつもりでいると、
このレースの登りは意外ときつくない。
むしろ辛いのは下りやだらだらと続く林道だったりする。

余談だが、ゴール直前最後の林道約7キロで、
精神的にも体力的にもかなりキツイ区間がある。
そんな時、誰かの声で、ふっと夜空を見上げたら星がとても綺麗だった。
少しだけほっとして、とても幸せな気分になったのを記憶している。
最後の最後、ここまで来たら全部出し切ろう。



(総括)次回への課題

次回出るならば是非20時間を切りたい。
そのためのポイントは4つ。

1、戸隠神社の参道と6A~直後の舗装路を頑張って走る。
2、瑪瑙山山頂からゴールまでを全部走る。
3、関川を出来るだけ走る。
4、練習をする

ちなみに、これは全て来年以降の自分に対して書いている事です。
21時間ランナーが生意気なようですが、
そうゆう事なので読んじゃった方は、あまりきにせず、
自分のペースと作戦で頑張ってください。
また、そうは言っても2013年以降、この備忘録が少しでも役に立ったよ!なんて方がいれば、
是非教えていただけると嬉しいです。


信越五岳2012の記事

5m05710 - コピー

日曜日の早朝にスタートしたレースは、


既に2日目に入り午前2時を少し回っていた。


2日間に渡り、山中を走り続けた。


時には目を奪われるような素晴らしい景色の中を走り、


時には霧に覆われた視界不良の山道を登りながら、


走り、歩き、登って下りる作業だけを黙々と繰り返しながら、


気の遠くなるような一歩一歩を積み重ねてここへ辿り着いた。


スタート前はここまで走りきることが出来るとは正直思わなかった。


それでも今回のレースに出場するにあたり、


一つだけ自分自身に誓ったことがあった。


それは「信じる事」だ。


必ずゴール出来ると信じ、


この夏、自分の走った一歩一歩を信じ、


自分の潜在能力を信じ、


待っていてくれる嫁や仲間を信じた。


最後まで、絶対に信じようと誓った気持ちだけを、心に深く刻んで臨んだレースだった。


気持ちが折れそうになった時には、


必ずゴール出来る、大丈夫「頑張れオレ!頑張れオレ!」と自分に言い聞かせた。


膝の痛みに負けそうな時にも、


ゴールゲートを通過する自分の姿だけをイメージして


出来るだけポジティブにいようと心がけた。


110キロという長距離レースの中で踏むこの小さな一歩一歩は、


気の遠くなるほど地道で辛い作業の積み重ねに思えたけれど、


それでも、確実にゴールへ近づく唯一の方法だった事を証明する事が出来た。


瑪瑙山を越え、最後に残された暗闇の林道をゴールに向かって進む。


山を抜けると、目の前にはうっすらと光を帯びて整列する誘導コーンが見えて、


21時間を超える長い長い旅が今、終わろうとしている。


その整列したコーンの間を抜けると


眼下には暗闇の中に煌々と光る栄光のゴールゲートが見える。


沢山のギャラリーとスタッフが


ゴールゲート手前から並んで、


長い旅路を終えようとする選手達を迎えている。


マイクでボクのゼッケン番号と名前を読み上げている声が聞こえる。


もう何も考えられなくなって、


一心不乱にその渦巻く光の中に向かって最後の力を振り絞る。


もう何も残っていない。


体を絞っても汗の一滴すらも出てこないかもしれない。


言葉も出ない。


何をどうして表現したらいいのか、


21時間ずっとイメージしてきたこの瞬間が、


最後の最後は真っ白になった頭の中で完全に消え去り、


イメージ通りの現実となった。


最後の数歩、思いがけずゴールゲートに敷かれた


グリーンマットの手前で立ち止まり、


ここまで踏み続けた一歩一歩を、


ここまで耐え続けた両足を思い、


自分の両膝をポンポンと叩いて、ここまで痛みを堪えてきた自分の両膝と脚を労わった。


「ご苦労さん、よく頑張ったね。」


もう一度最後の10メートルに向かって歩き出した。


沢山の知らない人達が笑顔でハイタッチを待っている。


その傍らには、このレースにボランティアとして参加した嫁さんがいる。


彼女にとっても長い長い2日間が終わろうとしている。


背中に背負ったこの旅の相棒を片手に持ち、


その肩口に付けた友に感謝と報告をする。


さぁ、一緒にゴールゲートをくぐろう。


ザックを右手にかかえ、


最後の数メートルをもう一度歩きながら、


深夜まで応援を続けていてくれた多くのギャラリー達とハイタッチを繰り返す。


ありがとう、ありがとう・・・本当に。


ボクを支えた全てのパワーに、


このレースを支えた全てのパワーに、


何度も心の中でありがとうの言葉を繰り返した。


もう目の前には進む道はない。


110キロにも及ぶ長い長いトレイルの先にあったのは、


沢山の人の笑顔とボクに向けられた大きなカメラのレンズだけだった。



~最後に~


110キロに及ぶトレイルレースは、


とても素晴らしいトレイルを走れた感動を差し引いても、


現在の自分にとっては本当に長く辛い旅となりました。


終わってみて思うのは、


ボクはこの旅を完走するだけの準備は出来てはいなかったという事でした。


もちろん、完走という結果には満足していますが、


この結果はボクの現在の実力以上のモノであった事は、


レースを終えた僕自身が一番良く分かっています。


ただ、ボクに足りないモノ全てを、沢山の人の力と応援する気持ちが後押しし、


補ってくれました。


先ずは長い長いレースにボランティアとして参加した嫁さん。


6A(81キロ地点)でボランティアをしながら、


ボクが到着するのを祈って待っていてくれたに違いありません。


彼女がいなければ、ボクの完走は絶対に無かったと自信を持って言えます。


長い時間を、長い長い旅を共有してくれて本当にありがとう。


そしてスタートから5Aまでのレースの約半分で、


ボクと一緒に走ってペースを作ってくれたMさん。


ちょっと僕にはオーバーペースかとも思ったけど、


結果を見れば、Mさんがいなかったら僕の完走も成しえなかったと思います。


ありがとう。


そして制限時間ギリギリの魂のゴール、完走おめでとう。


ゴールに立ち会えなかったこと、本当にごめんなさい。


それから数多くのスタッフのみなさん、


各エイドで、暗闇の山の上から、林道の途中で、


いたるところで大声を張り上げて応援してくれた姿、声は、


確実に僕達ランナーの力となり、勇気となりました。


どこかでかかわった、たった一人が欠けていてもきっと、


ボクの完走はなかったと思います。


長い時間、炎天下で、強風吹き荒れる深夜の山頂で、


アツイアツイ応援を本当にありがとうございました。


そしてお疲れ様でした。


そしてこのレースのプロデューサーである石川弘樹さん。


お蔭様で素晴らしい経験をさせていただきました。


ウルトラディスタンスのトレイルレースを走り切るために何が必要か、


これからも山を、トレイルを安全に楽しむために何が必要か、


これからの自分が、山と自然とどうかかわって行くべきかを考えさせられた、


とても意義ある大会になりました。


そして目標を持って、その目標に向かい、信じる事の大きさに気づけた


素晴らしい110キロとなりました。


このレース開催に辺り、その陰にある努力を思うと本当に頭が下がります。


ありがとうございました。


僕の気持ちが、来年もまた走りたいという衝動を抑えられるならば、


来年はボランティアで参加させていただければと思います。


あと、忙しい中、エイドで怪我の手当てをしてくださった先生と看護師のみなさん。


序盤で足の裏の豆をつぶし、


汚い泥と血だらけのボクの足を手当てして下さいました。


顔をしかめながら痛いでしょ、ごめんなさいね、痛いでしょと、


まるで自分の事のようにボクの足を大事に手当てをして下さいました。


大丈夫、必ずゴールしてきますと誓って走り出しましたが、


完走という形でしか、みなさんの厚意に報いる事が出来なかった事をお許しください。


本当にありがとうございました。


その他にも沢山の関係企業や自治体のみなさん、


このレースに携わった全ての方々に心からの拍手と


御礼を申し上げます。


無題


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